法学部

法学部というと「法律の勉強をして弁護士になる」というイメージが強いかと思いますが、法学部は、法律と政治を扱う学部です。「どのような法律が、どのようなもめごとの解決にどのように役立っているのか」、「法律を作り運用し、その法律によって規律された社会で生きる人間は、ある状況でどのようなことを考えてどのような決断をするのか」などを日々学んでいます。一般には、「法律って理屈ばかりで難しそう」と思われがちですが、(確かに理屈で考えがちな人もいますが)困っている人を助けるために裁判官や弁護士、検察官、学者が一生懸命努力した成果に触れる、人間臭い学部でもあります。

【１類(私法コース)】

東大法学部は他の学部と違い、類という分け方をします。学部全体で１学年400人ほどです。

１類(公法コース)…国家公務員・民間志望が多い

２類(私法コース)…法曹を目指す人が多い

３類(政治コース)…政治学者・民間志望が多い

東大では大教室で一斉に受ける授業ばかりな上に、各類で必修科目が少し違うだけなので、類はあまり関係ありません。私は１類です。ちなみに類は自分で好きに決められます。（OG 山本萌葉)